上海からみた日中関係の現状とは?――片山和之上海総領事が来月15日、東京で講演

日本僑報社    2018年1月28日(日) 15時30分

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民間の日中交流の集まり「滔天会」の文化講演会が2月15日(木)午後、東京・池袋の豊島区生活産業プラザで開催されます。

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アジア解放という大志を抱き、中国の辛亥革命(1911年)を支えた日本の革命家、宮崎滔天(1871−1922年)の意志を汲む、民間の日中交流の集まり「滔天会」の文化講演会が2月15日(木)午後、東京・池袋の豊島区生活産業プラザで開催されます。

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今回の文化講演会は、在上海日本国総領事館片山和之総領事をお迎えし、「上海と日本人外交官―上海からみた日中関係の現状報告」をテーマにご講演いただきます。片山総領事は、戦前期上海の日本人外交官の記録『対中外交の蹉跌(さてつ)―上海と日本人外交官』をこのほど、日本僑報社より刊行。同書は、読売新聞、毎日新聞、日本経済新聞など日本の全国紙5紙と東京新聞の書評欄などで紹介されました。

戦前期上海は、総領事館とともに公使館・大使館事務所が設置され、日本の対中外交上の一大拠点であった。当時の文官エリートであった日本人外交官は、なぜ中国との関係を外交的にマネージすることができず、陸軍に代表される武官エリートに翻弄され、あるいは時として同調することによって、明治の開国以来、近代日本が血と汗をもって営々と築き上げて来た遺産を崩壊させてしまったのか。上海で活躍した代表的な外交官の足跡を辿ることにより、彼らが果たした役割と限界、そして対中外交の蹉跌の背景と、現代の日中関係に通じる教訓と視座を提示していただきます。

■滔天会文化講演会■

日時:2018年2月15日(木)午後2〜4時(1時半〜受付)

会場:豊島区生活産業プラザ(〒170−0013豊島区東池袋1丁目20−15)

演題:「上海と日本人外交官―上海からみた日中関係の現状報告」

講師:片山和之氏 (在上海総領事、『対中外交の蹉跌』著者)

司会:段躍中(日本僑報社・日中交流研究所)

会費:一人1000円(当日・茶菓子代)

定員:50人

●講師略歴:片山 和之(かたやま かずゆき)

1960年、広島県福山市生まれ。1983年、京都大学法学部を卒業し、外務省入省。北京大学、スタンフォード大学に留学し、1987年、ハーバード大学大学院修士号取得(MA地域研究)、2011年、マラヤ大学大学院博士号取得(PhD国際関係論)。外務省アジア局中国課首席事務官、在中国日本国大使館公使(経済部長)、在デトロイト日本国総領事などを経て、2015年、在上海日本国総領事。主な著書は『対中外交の蹉跌―上海と日本人外交官』など。

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