2011年11月15日、蒼井そら率いる23人の女性歌手ユニット・恵比寿マスカッツがアジアツアーの一環として香港で公演を行った。香港の衛星TV局・フェニックステレビ(電子版)は16日付で「蒼井そら訪中でオタク熱狂、中国の男は本当に彼女を必要としているのか？」と題する記事を掲載し、その人気の秘密を探った。

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AV出身の彼女がいまや中国語圏全体を席巻し、各地の映画祭や音楽賞には欠かせないゲストとなり、各界のセレブ達と肩を並べてカメラに収まる存在になった。旬が過ぎれば淘汰されていくはずのAV女優、しかし彼女はその反対に、ますます活躍の場を広げている。中国社会で長い間タブー視され抑圧されてきた性の観念が、かえって彼女の存在を際立せ、その需要を高めたのかもしれない。

その上、彼女が中国に向き合う姿勢にも人気の理由がある。中国文化を理解しよう、近づこう、誠実に接しようとする心もちが、所作や態度に現れている。慣れない中国語で懸命に続けている中国版ツイッターへの投稿も、こうした彼女の性格をよく示している。

なお、記事に付随して行われた読者アンケートの17日午前10時時点での結果は以下の通り。

■蒼井そらが人気の理由は？

・中国との関係を深めているので注目を惹いた―10万3693票(4．9％)

・男はみんなAV女優に興味がある―141万7461票(66．7％)

・美人だから―22万1257票(10．4％)

・その他―38万2180票(18．0％)

■中国には彼女のようなオタクの女神は必要？

・YES、オタクはこういうアイドルを欲している―77万1441票(36．3％)

・NO、正統派の健康的なアイドルが必要―135万3150票(63．7％)(翻訳・編集/愛玉)