SHINeeメンバーに続きハ・ジウォン弟も死去、韓国芸能界に潜む“うつ病の闇”に注目集まる

Record China    2018年1月22日(月) 14時50分

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22日、韓国メディアによると、韓国女優ハ・ジウォンの弟で俳優のチョン・テスさんが21日に死去した。チョンさんはうつ病を患っていたという。資料写真。

2018年1月22日、韓国経済によると、韓国女優ハ・ジウォンの弟で俳優のチョン・テスさんが21日に死去した。チョンさんはうつ病を患っていたという。韓国では先月にも、うつ病に苦しんでいた人気アイドルグループ「SHINee」のメンバーの突然の訃報が波紋を広げていたことから、芸能界に潜む暗い“闇”に注目が集まっている。

SHINeeのメンバー・ジョンヒョンさんは先月18日午後、ソウル市内のアパートで倒れているところを発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。ジョンヒョンさんが残した遺書には「僕は内側から壊れた」「お疲れさま、大変だったねと言ってほしい」などと記されていた。

ジョンヒョンさんの突然の訃報で韓国芸能界が深い悲しみに包まれる中、21日にはチョン・テスさんがうつ病が原因で死去した。チョンさんは数々の人気ドラマに出演し、着実に人気と実力を積み重ねてきた。チョンさんの所属事務所は「うつ病の治療中だったが、最近は症状が回復し、俳優として復帰する計画を具体的に議論していた」と説明し、「突然の悲報を受け、遺族や知人は悲痛の中で故人を哀悼している」と伝えた。チョンさんは人気女優ハ・ジウォンの弟としても知られていた。弟の死を受け、ハ・ジウォンは22日のスケジュールを全てキャンセルした。

若いスターの相次ぐ訃報を受け、韓国では「華やかな芸能界の裏に潜むうつ病の闇」に注目が集まっているという。ネット上には「うつ病は本当に恐ろしい病気だ」「過去にうつ病を患っていたが、とてもしんどかった」「一般人より孤独を感じやすい芸能人はうつ病を抱えて生きていくしかないのだろう」「韓国社会は毎日が戦争のよう」「まだ若いのだし、もう少し頑張ってほしかった」「うつ病は心の病気。それぞれのストレス解消法を見つけ、向き合っていくしかない」など多くのコメントが寄せられている。

うつ病は意欲低下や抑うつ気分が主な症状で、多様な精神的・身体的な症状を引き起こして日常生活に支障をきたす病気。患った人の多くが専門家の治療を受けず、1人で苦しむケースが多いことも分かっている。

韓国経済は「取り返しのつかない選択をするスターたちが増えているが、実はうつ病は適切な治療を受ければ回復する可能性が高く、正常な日常生活を送れるようになる」とし、「専門家に相談し、早めに対応することが大切」と指摘している。(翻訳・編集/堂本

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