2011年11月15日までに、中国石化潤滑油公司は、2011年1−9月のニュージーランドにおける「長城」ブランドの自動車用オイル販売量が、前年同期比50％超に達したと発表した。中国の各メディアが伝えた。

同社はニュージーランドに進出すると、市場で需要の高い自動車と農業機械向けオイルを開発。さらに現地の石油会社Waitomo Petroleumと提携して販売網を開拓した。現在では有名な潤滑油ブランドの一つとして定着しており、ニュージーランドにある自動車工場の42％が「長城」ブランドのオイルを使用しているという。

業界の専門家によれば、現在中国は世界第2位の潤滑油市場だが、将来はアメリカを抜いて世界最大の市場規模になると見られている。国内の潤滑油メーカーは積極的に海外戦略を進めており、リソースのグローバル化、製品の国際化、販売のローカライズ化に熱心なことから、さらなる産業の発展が期待できそうだ。（翻訳・編集/JX）