日本はなぜ沖縄から米軍を撤退させたくないのか―中国メディア

Record China    2018年11月23日(金) 9時20分

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20日、中国メディア・新浪軍事は、在日米軍基地撤去を掲げる玉城デニー氏が沖縄県知事に当選したことについて、「日本はなぜ沖縄から米軍を撤退させたくないのか」と題する記事を掲載した。写真は沖縄に駐留する米軍。

2018年11月20日、中国メディア・新浪軍事は、「日本はなぜ沖縄から米軍を撤退させたくないのか」と題する記事を掲載した。

記事は、9月30日に投開票された沖縄知事選で、在日米軍基地撤去を掲げる玉城デニー氏が当選したことについて、「沖縄県民の民意が玉城デニー氏を新知事に選出したが、玉城氏の公約どおりに、将来沖縄から在日米軍基地を撤去するのは難しいだろう」と伝えている。その理由が米軍の戦略意図にあるとして、「沖縄は地理的に九州と台湾の中間にあって、上から下まで連続したチェーンのような形を作っている。このチェーンが東シナ海と太平洋をうまく隔離していて、もし中国と米国で戦争が勃発しても、米軍がこのチェーンの一帯を封鎖してしまえば、中国海軍が海に出ることも、物資の海上輸送もままならないだろう。面積が小さくとも、『アジアの戦略的中枢』という形容は大げさではない」と説明している。

続けて、「第2次世界大戦末期の沖縄戦で、3カ月間に合わせて約20万人が戦死する『巨大な肉挽き器』のような激しい争奪戦を日米双方が展開したのは、沖縄の戦略的重要性に着目していたからだ」と紹介し、「知事が反対しても、日本政府の支持さえあれば、米軍が出て行くことはあり得ないだろう」としている。

最後に記事は、沖縄県民が在日米軍の沖縄駐留に反対している理由を説明。「ひとたび日本や米国と中国の間に軍事衝突が起きたら、戦略的に重要なこの地域は壊滅的な打撃を受けるだろう。その時に最も傷を負うのは誰か?間違いなく沖縄の住民だ。自分たちの安全を思えば、米軍を追い出したいと思うのが自然だろう。そのほかに、米軍は沖縄でたびたびスキャンダルを起こし、住民の反感を絶えず招いている。沖縄の人はもう我慢がならないのだ」と伝えている。(翻訳・編集/原)

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