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12日、米誌アトランティック・マンスリーにこのほど、「中華街の没落」と題した記事が掲載された。中国の台頭により、米国への中国人移民が減り続けている。写真は南京市で開催された海外の博士課程修了者専門就職相談会。
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2011年11月12日、環球時報によると、米誌アトランティック・マンスリー12月号に「中華街の没落」と題した記事が掲載された。
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米国サンフランシスコのある中華街のビジネスセンターで移民の世話をしてきた社長は中国人の往来を見てきた。その中の一人、沈明発(シェン・ミンファー・39歳)さんは9歳の娘を英語が話せるようにしてやりたいと昨年秋、一家でサンフランシスコに移住してきた。そして最初に中華街にやってきた。
だが、最近、この社長の顧客は増えないばかりか、徐々に減少している。「アメリカンドリームはついえた」沈さんは言う。米国では長い間仕事がみつからず、やっとアルバイトについた。「中国ではいい暮らしができていた。家は大きく、よい仕事もあり、ここよりずっと暮らしやすかった」彼が米国に来てから、何人の知り合いが中国に戻って行っただろう。
日々報道されているように、中国政府が打ち出した手厚い条件が「海亀」(海外帰国者)を中国に呼び寄せている。中国国内で労働力が不足していることから、給与水準も向上し、仕事の選択肢も広がっている。ワシントンDCにあるシンクタンク「移民政策研究所」が発表した報告書によれば、移民を一方向だけの流れと見ることは誤りであり、移民の流動変化は非常に複雑であるという。現在の中国についていえば、実際の帰国者はもっと多い。研究所のデータでは、まだ少数だが、これから米国での就業がさらに厳しくなり、中国の条件が安定し、改善されていけば、帰国者は増え続けるだろう。
ここ5年間、米国に移民する中国人の数は減り続けている。中華街はこれまで中国人移民が集まり、助け合う場所だったが、中国の台頭と移民の減少で中華街も没落してきている。ゴールドラッシュの時代から、中国人はずっとどこかで財産を築きたいと思い、財産を得ると中国に帰っていた。しかし今、富は中国国内にある。(翻訳・編集/渡邊英子)
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