<続報>金メダリストたちへの黄金の贈り物…空洞の中身に蝋の詰め物―中国

Record China    2011年11月15日(火) 10時52分

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12日、中国の大手スポーツ飲料メーカーが、自国の五輪金メダリストに贈っている恒例の商品がニセモノだったことが発覚し、歴代の金メダリストらの不安を煽る中、また新たな鑑定結果が発表されて話題となっている。写真は唐琳さんが鑑定に出した模型。

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2011年11月12日、中国の大手スポーツ飲料メーカーが、自国の五輪金メダリストに贈っている恒例の「黄金の空き缶」がニセモノだったことが発覚し、歴代の金メダリストらの不安を煽る中、また新たな鑑定結果が発表されて話題となっている。成都商報の報道。

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大手飲料メーカー・健力宝は創業年の84年に開催されたロス五輪で知名度を上げ、中国スポーツ界のスポンサードを通じて成長してきた大企業。五輪大会の覇者たちに「純金製空き缶」を贈ることが恒例となってきたが、先月になって女子柔道の金メダリスト荘暁岩(ジュアン・シャオイエン/92年バルセロナ大会)さんが、これを“まがいもの”と見破った。鑑定結果では、この“純金”の空き缶に使用された金は0グラム。

この報道が波紋を呼び、2000年シドニー五輪柔道女子金メダリストの唐琳(タン・リン)さんは、金メダル獲得当時に自身が贈られた「健力宝社屋縮小模型」を鑑定業者に預けることにした。唐さんはこの模型とは別に、香港の資本家ヘンリー・フォク(霍英東)氏から「重量1kgの金メダル」を贈られていたのだが、両者はあまりにも重さが違ったからだ。今月11日、成都商報記者の付き添いのもとで得られた鑑定結果は、荘さんのものよりも“若干”ましなものだった。

模型の重量は700gで鑑定書付きのものだったが、実際に使用されている金の重量はたったの10g。表面をサッとひと塗りしたに過ぎないものだった。中身は空洞で、蝋状の詰め物が入っていた。唐さんは、「金銭的な価値うんぬんではなく、当初、本当のことを言ってくれなかったことが問題。はじめからこういうものだと言ってくれれば、それはそれでよかったのに」と怒りを露わにしている。(翻訳・編集/愛玉)

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