インドの高速鉄道、結局ほとんど日本製に?―英メディア

Record China    2018年1月20日(土) 7時0分

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19日、中国メディアの観察者網は海外メディアの報道を引用し、インドが導入予定の高速鉄道では、結局ほとんど日本製になるかもしれないと伝えた。写真は新幹線。

2018年1月19日、中国メディアの観察者網は英ロイターの報道を引用し、インドが導入予定の高速鉄道では、結局ほとんど日本製になるかもしれないと伝えた。

インド高速鉄道計画についてインド政府は、雇用拡大や技術移転を図るため、部品調達や製造をできる限りインド国内で行うことで日本政府と合意していた。しかし、このプロジェクトの70%の核心的な路線で鋼材を含めた「重要部品」は日本企業が提供することになりそうだという。

記事によると、ニューデリーの5人の役人はこの情報を認めているが、モディ首相のスポークスマンはこの件についてコメントすることを拒否しているという。

インド国家高速鉄道公社のAchal Khare氏は、「日本側は高速鉄道プロジェクトの生産について保留の姿勢を示している。おそらく日本企業の運営モデルがインドと異なるからだろう」と語った。「主に日本との間に仕事文化の違いがあるからだ」とも付け加えたという。

別のインド政府関係者は、「日本はわれわれの生産品質や効率などに疑念を抱いている」と率直に語ったといい、日本の国土交通省鉄道局の関係者も、インド企業には高速鉄道システムを建設するだけの技術と経験を備えてはいないとの見方を示したが、「仕事文化の違い」については否定したという。

記事によると、モディ首相は2014年9月に「インド製造」に関する新政策を発表し、インド製品の輸出を強化し、雇用を増やすとしていた。計画では、2022年までに100万人の雇用を創出し、製造業の生産を25%向上させるとしている。

しかし、肝心の高速鉄道建設で、「インド製造」の影は見当たらず、記事は「インド高速鉄道のハンドルは日本人が握っている」と風刺している。(翻訳・編集/山中)

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