マナーを重んじる日本人は、どのように子どもをしつけているのか―華字メディア

Record China    2018年1月20日(土) 9時10分

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18日、日本新華僑報は「日本人はどうやって子どもを教育するのか」と題したコラム記事を掲載した。資料写真。

2018年1月18日、日本新華僑報は「日本人はどうやって子どもを教育するのか」と題したコラム記事を掲載した。その概要は以下。

日本では人に面倒をかける子どもは少ない。これは、保護者が家庭での教育、マナー教育を重んじており、子どもたちがマナー社会の中で成長することと大いに関係がある。日本では子どものマナー教育は、社会におけるすべての大人の責任なのである。

以前、日本のある雑誌が男女422人の読者に対して実施したアンケート調査で、86.5%が「他人の子がマナーやルールに反する行為をした時に注意する」と回答し、実際に注意したことがある人の割合も72.3%に達した。日本の大人が子どもたちに厳しく注意する出発点には、すべての子どもたちを社会の後継者とみなしていることがあるのだ。

子どもを注意するからといって、もちろん暴力や罵詈雑言はいけない。「木に登ると危ないから、降りてらっしゃい」など、利害関係をはっきりと説明する。大人がもともと持つ威厳と、わかりやすい言葉を使うことにより、良い教育効果が得られるのだ。

子どもが成長する間に学ぶマナーは枚挙に暇がない。雨傘1つとっても、差す時は邪魔にならないようにする、振り回さない、バスや電車に乗る前にちゃんとたたむといったマナーがある。食事に関しても、飲食店でみだりに動き回らない、大声で騒がない、など。これらの細かいマナーはいずれも他人に迷惑をかけたり、傷つけたりしないようにするための、基本的かつ重要なものなのである。

電車に乗っていて赤ちゃんが泣き出してしまい、静めるために次の駅で降りていく若い女性を何度も見かけたが、4、5歳の子に対しても母親は同じ態度を取る。泣きわめいたら、電車から降ろす。それで映画の上映時間に間に合わなくなったとしたら、それはマナーに反した罰ということになる。こういったことが積み重なって、子どもたちはマナーやルールを守るようになる。

生まれながらに良い子も、悪い子もいない。わがままな子どもの振る舞いを撲滅するためには、まずマナー教育が非常に大切だ。そしてマナー教育の重責を、保護者だけでなく社会のすべての人が担うことだ。(翻訳・編集/川尻

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