韓国の科学技術分野の人材、質・量ともに中国に及ばず―韓国研究所

Record China    2011年11月12日(土) 12時25分

拡大

9日、韓国サムスン経済研究所が発表した報告書によると、韓国の科学技術分野の人材競争力は、質、量ともに中国に遠く及ばないという。各産業において韓国は中国の技術の脅威にさらされている。写真は浙江大学が開発したロボット。卓球をしてみせた。

(1 / 4 枚)

2011年11月10日、韓国の中央日報によると、韓国サムスン経済研究所は9日、「韓中人材競争比較研究」と題した報告書を発表した。報告書では韓国は理工系大学院卒業生、研究開発(R&D)人材および投資規模などの面で、中国には遠く及ばないとされ、自動車、造船、石油化工などの分野において、中国の研究開発人材は韓国の3〜4倍も多く、このほか、環境、エネルギー、バイオ、製薬など未来産業の分野では、中国の研究開発人材は韓国の7〜10倍だという。環球時報(電子版)が伝えた。

その他の写真

報告書では、人材の質も韓国は中国より劣ると指摘している。世界の十大学術定期刊行物に掲載された科学技術分野の論文では、中国の情報通信類の分野は2位にランクされ、ソフトウエア分野は4位、環境およびエネルギー分野は3位にランクインしている。韓国は情報通信10位、ソフトウエア17位、環境およびエネルギー15位となっている。

報告書では同時に「中国の海外の優秀な人材を引き付ける政策に注目すべき」と指摘した。その中で典型的なのは、中国の「華人科学英才」プロジェクトだ。これは、中国が海外で活躍する1052人の中国系の科学技術人材を「特別管理対象」に選定し、「破格の条件」を提示して、これらの人材を引き寄せるというものだ。(翻訳・編集/若林亜希)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携