中国護衛船のメコン川派遣、海外メディアが懸念「影響力拡大の口実」―中国メディア

Record China    2011年11月12日(土) 20時20分

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11日、メコン川流域の中国人船員殺害事件で、中国が護衛船派遣を検討していることについて、海外メディアは「周辺国への影響力拡大を狙っている」と指摘した。写真は襲撃を受けた中国商船。

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2011年11月11日、中国・新華網によると、タイのメコン川流域で先月武装勢力が中国人船員13人を殺害した事件を受け、中国が護衛船派遣を検討していることについて、海外の一部メディアは「安全対策を口実に、中国が周辺国への影響力拡大を狙っている」と指摘した。

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香港英字紙のサウスチャイナ・モーニング・ポストは、中国当局は派遣計画の詳細を明らかにしていないが、「1000人規模の大規模編成になる可能性がある」と指摘。専門家の話として「ラオス、ミャンマー、タイのメコン川水域に対する武装船舶派遣は、周辺地域に政治的不安を与える」との懸念を表明した。

さらに、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルも9日、「中国の武装勢力の存在が、周辺国家に不安を与える恐れがある」とし、今回の派遣は中国が東南アジア地域での“新戦略”を示す布石となる可能性を指摘した。

また、米紙ニューヨーク・タイムズは、米ニューサウスウェールズ大教授の話として「例え中国の派遣目的が安全確保だったとしても、規模が大きければ必ず周辺国の反発を招くだろう」と予測している。(翻訳・編集/AA)

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