「中国の世紀」は不安要因が目白押し―香港メディア

Record China    2011年11月11日(金) 12時8分

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8日、香港メディアは、中国経済が米国を上回る存在になるかもしれないとみられているが、中国政府は多くの要因から高い成長率を維持できるか不安視していると指摘した。写真は広東省中山市の製薬会社。

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2011年11月8日、香港のアジア・タイムズ・オンラインは、中国経済が米国を上回る存在になるかもしれないとみられているが、中国政府は多くの要因から高い成長率を維持できるか不安視していると指摘した。9日付で参考消息(電子版)が伝えた。

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経済面と政治面の自由化を求める人々の圧力から、政府の工業発展に対する統制力が弱まっており、沿岸部と内陸部、都市と農村のアンバランスがさらに高まっている。「世界の工場」と言われた中国だったが、労働力コストが高くなり、海外企業は法システムも弾力的な東南アジア諸国へと徐々に移転し始めている。

中国では法システムの整備は進んでいるが厳格に運用されておらず、政府関係者とのパイプがなければビジネスにならないのが現状となっており、中国に対する海外からの直接投資は1カ月でインドの年間総額に匹敵するほど高いが、成長率はインドよりもわずかに2ポイント高いに過ぎない。

中国は21世紀中頃には定年退職を迎える人口が4億人に達する見込みで、米国の全人口よりも多くなり、そうした人々の生活を支える必要も出てくるなど、不安要素はつきない。(翻訳・編集/岡田)



   

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