2011年11月9日、シンガポールの人気男性歌手アドゥ（阿杜）が、中国の大手芸能事務所と所属契約。北京市で発表会が行われた。新浪網が伝えた。

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02年のファーストアルバム「堅持到底」が爆発的にヒットし、一気に大スターになったアドゥだが、急激な環境の変化に精神面が追いつかず、自律神経失調症に。さらにパニック障害と診断され、闘病のため長い空白期間があったが、昨年になってひさびさのアルバム「沒什麼好怕」をリリース。このほど中国の大手芸能事務所・楽華娯楽唱片公司と所属契約を結び、9日、北京市で発表会を開催した。

楽華娯楽からは、北京市内に1000万元（約1億2000万円）のマンションをプレゼントされる期待の高さ。北京に定住して今後は中国を拠点に歌手活動を展開し、来年4月には移籍第1弾のニューアルバムを発売する。アドゥによると、病気はすでに克服し薬も飲んでおらず、ストレスはスポーツなどで解消できるようになったという。「現代社会では、誰もが同じように直面している問題」と心の病について語ったアドゥは、今後の歌手活動を通じて、こういった病気へ社会的認識も高まるよう、働きかけてゆきたいと話していた。（翻訳・編集/Mathilda）