<中国人が見た日本>中国の沖縄占領を阻止?日本が史上最大の軍事演習を行う目的とは

Record China    2011年11月9日(水) 7時23分

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8日、香港出身の政治学者、林泉忠氏は「『中国の沖縄上陸』を阻止、日本史上最大の軍事演習の目的とは」と題した記事を中国のブログサイト・鳳凰博報に発表した。

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2011年11月8日、香港出身の政治学者、林泉忠(りん・せんちゅう)氏は「『中国の沖縄上陸』を阻止、日本史上最大の軍事演習の目的とは」と題した記事を中国のブログサイト・鳳凰博報に発表した。以下はその内容。

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九州で行われる大規模演習を控え、昨日の午後、北海道の東千歳駐屯地から陸上自衛隊の戦車や装甲車など合わせて52両が苫小牧西港からフェリーで大分に向かった。この中国の侵攻を想定した演習は今月10日から22日まで。海上自衛隊も12、13日に韓国海軍と合同演習を実施。双方で約1000人の兵士が参加する。こちらも中国を仮想敵国としたものだ。

今回の大規模演習には4つの特徴がある。今後の日中戦略や東アジア地域の安全問題に与える影響は大きい。まず1つ目は、大規模演習は明らかに「中国の侵攻」に備えたものであること。昨年改訂した防衛大綱ではっきりと中国を「最大の仮想敵国」としてから、初めての大型演習となる。

次に、今回初めて中国軍による沖縄諸島の「占領」が想定されたこと。その中には尖閣諸島も含まれる。沖縄は昔、琉球と呼ばれ、明・清の時代は中国の属国だった。日本はかつての沖縄の宗主国が台頭し、当時の属国を虎視眈々と狙っているのではないかと心配している。

3つ目は日本史上最大規模の軍事演習であること。参加人数は約5400人、戦車は1500両、戦闘機は300機に上る。これに参加するため、北海道からわざわざ3000キロ離れた大分まで90式戦車や89式装甲車が移動した。最後に日本メディアが詳しく報じないこと。報道規制を行わない日本では珍しい。防衛省の意図を汲み、主流メディアも「お国のため」と自主的に協力しているのだろう。

中国は1990年代から海洋戦略の調整を開始。国力の増大に従い、沿岸防衛を積極的に実施するよう求める声が高まってきた。実際、近年は尖閣諸島付近や南シナ海などにおける中国海軍の活動が活発化しており、日本を極度に緊張させている。日中関係は軍事面において第2次大戦以来、最も緊迫した局面を迎えている。

だが、日中は東アジアの二強だ。経済で米国に次ぐ地位を占め、世界平和の維持に対しても回避できない責任を背負っている。両国はどうすれば戦争を回避できるのか。すべては新しい時代のリーダーの知恵にかかっている。両国民にとっても、目の前に突き付けられた課題であるといえるだろう。(翻訳・編集/NN)

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