10年で78万人が犠牲となった地震―医学誌

Record China    2011年11月6日(日) 11時7分

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4日、世界的に有名な医学誌・ランセットが地震についての研究報告書を発表した。写真は2日、新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州で発生した地震の被災地。

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2011年11月4日、世界的に有名な医学誌・ランセットが地震についての研究報告書を発表した。中国新聞社が伝えた。

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それによると過去10年、全世界で地震によって約78万人が犠牲となり、災害犠牲者全体の約60%を占める数に上っている。死者を除いても、過去10年間で地震の直接的な影響を受けた人は20億人を超えるという。

最近一番被害が大きかった地震は、2010年1月にハイチで起きたマグニチュード7.0の地震。この地震により、約31万6000人が犠牲となった。2004年12月にインド洋で発生したマグニチュード9.1のスマトラ島沖地震は約22万7000人、2008年5月に中国で起きたマグニチュード7.9の四川大地震は8万7000人と、実に多くの人が犠牲となった。

報告によると、児童は最も震災の犠牲になりやすく、震災犠牲者全体の25%から53%を占めるという。また、被災者の捜索活動だけでなく、震災後の疫病の予防も課題の一つである。さらに長い目で見ると、震災後のメンタルケアも軽視できない。この研究報告は、救命活動や方策決定機構に対して地震の状況を提供することを目的とし、同時に医療スタッフへ救護処置の情報を提供している。(翻訳・編集/内山

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