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1日、ドイツ紙ディ・ヴェルトは、中国が文化改革を通じてソフトパワーを強化し、世界での影響力を高めようとしていると報じた。写真は中国の人気バラエティー番組。
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2011年11月1日、ドイツ紙ディ・ヴェルトは、中国が文化改革を通じてソフトパワーを強化し、世界での影響力を高めようとしていると報じた。4日付で新華網が伝えた。
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中国ではこのほど、国家広播電影電視総局(広電総局)が衛星テレビ局などのバラエティー番組に対する制限令を公布した。来年1月1日から、過度なバラエティー番組や低俗番組が大幅に制限され、ゴールデンタイムからはほとんどのお見合い・恋愛番組や娯楽番組が姿を消すことになる。
また、中国共産党は「20年までに社会主義文化強国になる」という新たな目標を宣言し、国内的には文化改革を、対外的にはソフトパワーを通じて中国の影響力を高めるとともに、外国の中国に対する恐怖感や不信感を減らそうとしている。
中国政府は現在、国内ではテレビ番組だけでなく、その他のメディアやインターネットに対しても拘束力を強めている。メディア関係者は「中国版ツイッターの微博(ミニブログ)上には、ネット上のデマに対応するため、多くの監視員が存在しており、陣容が今後さらに拡大される」と内情を明らかにし、別の関係者は「中国のすべてのポータルサイトの開設に事前審査制が導入される」と語る。
海外では、中国文化と中国語を広め、国家イメージを宣伝するため、大量の資金を投入して各地に孔子学院を設立している。経済上の強国としてだけでなく、文化上の強国へも変貌を遂げる狙いがある。中国紙・中国青年報は「中国は新しい文化パワーで国内外で自身を防衛しなければならない」と評している。(翻訳・編集/HA)
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