死産と勘違いの赤ちゃん、霊安室から間一髪の生還―中国広東省佛山市

Record China    2011年11月5日(土) 8時30分

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3日、中国・広東省佛山市の病院で、看護士が早産で誕生した赤ちゃんを死産と誤解して、あわや火葬場送りになるところだったことがわかった。赤ちゃんは間一髪のところで生きていることが確認され、現在は安定した状態となっている。写真は無事に生還した赤ちゃん。

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2011年11月3日、中国・広東省佛山市の病院で、看護士が早産で誕生した赤ちゃんを死産と誤解して、あわや火葬場送りになるところだったという痛ましい事故があったことがわかった。赤ちゃんは間一髪のところで生きていることが確認され、現在は安定した状態となっている。新京報の4日付の報道。

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先月23日、妊娠32週目の劉冬梅(リウ・ドンメイ)さんは突然の腹痛と不正出血に襲われて佛山市の南海赤十字会医院に入院。26日には早産で出産をしたが、生まれてきた赤ちゃんは呼吸がなく、青ざめていたため、看護士がこれを死産と勘違い。赤ちゃんを霊安室へ移した。しかし、20分後に劉さんの家族らが「ひと目でも死んだ赤ちゃんを見たい」と懇願。霊安室で“無言の対面”をしたはずだったが、家族は赤ちゃんにまだ息があることに気付いた。赤ちゃんはそのままICU(緊急治療室)へ移され、現在は生命の危険を脱し、状態は安定しているという。

この痛ましい医療ミスについて、広東省佛山市南海区衛生・人口計画生育局は「医院の産婦人科主任以下4人を停職処分とし、詳細調査に応じるよう求めた」と発表。現在、赤ちゃんの家族らが医院に対して「赤ちゃんの転院」「責任所在についての明確な説明」「30万元の賠償金」を求めていると明かしている。医院側がこれに応じるかどうかはまだわからないが、過失については認めているという。(翻訳・編集/愛玉)

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