<ギリシャ危機>サルコジ仏大統領が中国主席に巨額資金投資を要請―「世界経済救済」へ中国受け入れも

Record China    2011年11月3日(木) 23時33分

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3日、有力関係筋が明らかにしたところによると、ギリシャ危機を回避するために、G20(20カ国首脳会議)議長国のフランスのサルコジ大統領が胡錦涛・中国主席に対し、巨額資金をユーロ圏に投資するよう要請した。

2011年11月3日、有力関係筋が明らかにしたところによると、ギリシャ危機を回避するために、G20(20カ国首脳会議)議長国のフランスのサルコジ大統領が胡錦涛・中国主席に対し、巨額資金をユーロ圏に投資するよう要請した。

同大統領は当初最大3000億ユーロ(約32兆1000億円)の投資を求めたという。中国は巨額の要請に難色を示したが、1000億ユーロ(約10兆7000億円)程度までなら「市場の大混乱防止と世界経済全体の救済」のため要請を受け入れるのではないかといわれている。

同筋によると、サルコジ大統領は人民元問題やEUの対中武器禁輸解除問題で中国の立場を支持することなどの条件を中国に提示しているという。

ギリシャなど財政悪化国を支援するため、欧州金融安定化基金(EFSF)の大幅拡充(現行の4400億ユーロから1兆ユーロへ)を基軸とする包括的欧州債務危機対策が10月27日のユーロ圏(17カ国)首脳会議で決定された。ところが、パパンドレウ・ギリシャ首相が支援策の受け入れ可否をめぐる国民投票の実施を電撃的に発表。世界の市場に衝撃が広がり、各国株式市場は急落している。(取材/編集SK)

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