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27日、米ロス・キャピタル・パートナーズ社のバイロン・ロスCEOは北京で、米国市場上場の門戸は中国企業に対して目下閉鎖され、再開の時期は断定できないと語った。写真は11年6月、ナスダック上場を断念した中国企業CHINA BIO QUALITY(中国生物)のロゴ。
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2011年10月27日、米投資銀ロス・キャピタル・パートナーズ(Roth Capital Partners LLP)のバイロン・ロスCEO(Byron Roth)は北京で、米国資本市場の低迷と「中国概念股」(China concepts stock)が海外機関で不信を抱かれたことなどの影響により、米市場上場の門戸は中国企業に対して目下閉鎖され、再開の時期は断定できないと語った。31日、中国証券報が伝えた。
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米上場企業の採算性は継続して向上しているが、市場価値は下がり続けていると指摘。主な原因はマクロ経済環境の悪化で投資者がリスクを取らず、安全な資産運営に流れているからだという。統計データによれば、2011年の現時点までで、中国企業が海外で株式新規公開(IPO)した案件は71件で2010年通年の47.97%に相当、資金調達総額は140億1200万ドル(約1兆789億円)で同27.62%となった。案件ごとに見ると、1件あたりの平均調達額は1億9700万ドル(約152億円)で、3億4300億ドル(約364億円)だった昨年と比べ42.42%減少している。目下、米市場に上場している中国企業の約40%に問題があると認識され、これらの市場価値は30%程度減少している。一部には比較的良好な企業もある。
「市場周期から見ると、IPOの回復は一般的に優良大型株の牽引が必要で、これに伴って小型株も回復し、IPOの企業にも影響を及ぼすものだ。だが、目下の周期間隔はまだ確定していない。中国企業は怠りなく準備を進めなければならない。いつ上場の門戸が再び開かれるかわからないのだから。」
ロス・キャピタル・パートナーズ社は、中小型成長株市場に特化した全面的なサービスを提供する投資銀行で、2003年から現在まで83件の取引を成功させ、中国企業に31億ドルの融資をしている。(翻訳・編集/渡邊英子)
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