HIV感染者とエイズ患者が累計43万人に=蔓延速度は緩やかに―中国衛生部

Record China    2011年11月2日(水) 16時0分

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31日、中国衛生部の陳竺部長は、今年9月末までに報告された中国国内におけるHIV感染者とエイズ患者は累計42万9千人で、うちエイズ患者は16万4千人、死者は8万6千人に上ったと明らかにした。写真は昨年11月、雲南省のエイズ治療センター。

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2011年10月31日、中国衛生部の陳竺(チェン・ジュー)部長は、今年9月末までに報告された中国国内におけるHIV感染者とエイズ患者は累計42万9千人で、うちエイズ患者は16万4千人、死者は8万6千人に上ったと明らかにした。中国新聞社が報じた。

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陳部長は同日に北京で開催された「第6回中国エイズ予防・治療国際協力プロジェクト経験交流会」で、全体的に見れば中国はまだ低流行期の段階にとどまっているが、特定の地域やグループではすでに集中流行期に入っていると指摘。主な感染経路は性行為によるもので、特に男性同性愛者の感染者数の増加が顕著であると述べた。 

また、「HIV感染者が続々とエイズ発症期に入っている。エイズ流行が一部地域の経済や社会に及ぼす影響はどんどん顕著になっている」と懸念を示した。こうした状況を踏まえ、「中国政府は常にエイズの予防・治療の取り組みを重視している」とした上で、その結果、エイズ蔓延のスピードが緩やかになり、患者の死亡率も低下したと成果を強調した。

このほか、「2015年までに5歳未満児の死亡率(乳幼児死亡率)を3分の2減少させる」とする国連のミレニアム開発目標を達成するため、引き続き各国との交流と協力を強化し、積極的に貢献していきたいとの考えも示した。(翻訳・編集/若林亜希)

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