中国が得るアフガニスタン投資のうまみ=欧米は二の足を踏む―英メディア

Record China    2011年10月29日(土) 9時40分

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26日、中国やインドでアフガニスタンの鉄鉱石や石油に対する投資熱が高まっている。写真はアフガニスタン。

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2011年10月26日、ロイターは「欧米投資家が二の足を踏み、中国、インドが享受するアフガニスタン投資のうまみ」と題した論説を掲載した。アフガニスタンのワヒダラ・シャハラニ鉱山相は26日、「アフガニスタンの鉄鉱石や石油の貯蔵量は豊富で、中国やインドでは投資熱が高まっており、この国の投資に二の足を踏む欧米企業を悩ませている」と語った。27日付で環球時報(電子版)が伝えた。

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アフガニスタンの金、銅、鉄鉱石、石油、天然ガス、レアアースなどの資源埋蔵量はおよそ3万億ドル相当といわれている。アフガニスタンの治安を懸念し、欧米政府は撤退しようとしているが、これは投資家の意欲を妨げるものではない。特に中国やインドのようなエネルギーや工業の投資に熱心な国の投資家にとってはまったく問題ではない。

シャハラニ鉱山相は、アフガニスタン北部のアムダリア盆地の石油、天然ガスプロジェクトは12月上旬には中国投資家のものになるだろうとし、アフガニスタンに早くから進出した企業はよいチャンスを手にできると語る。

アフガニスタンの資源は豊富で、西側企業は安全や財務の透明性を考慮し二の足を踏むが、アジアの投資家にとってはまたとないチャンスだ。だが、これらの投資については、中国政府やインド政府が自国の企業に担保を提供して不公平な競争上の優位を形成しているとの批判もある。新しく設立されたアフガニスタンEU商工会の臨時代表のラモン氏は「彼らは表面的には独立した企業のように見えるが、背後には政府のバックアップがある。これらの企業はリスクに耐えるが、EUの企業はそうは行かない。我々は無力だ」といっている。(翻訳・編集/渡邊英子)

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