北朝鮮で600万人が食料不足に、5歳以下の3分の1が栄養失調―国連

Record China    2011年10月25日(火) 6時50分

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21日、国連人道問題調整事務所(OCHA)のバレリー・アモス事務次長は北朝鮮の食糧事情について、「約600万人が食糧不足に陥っている」と報告した。写真は昨年3月、北朝鮮の新義州。

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2011年10月21日、国連人道問題調整事務所(OCHA)のバレリー・アモス事務次長は北朝鮮の食糧事情について、「約600万人が食糧不足に陥っている」と報告した。23日付で新華網が伝えた。

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アモス事務次長は17日から21日まで北朝鮮に滞在し、食糧事情に関する調査を行った。同事務次長は「北朝鮮では現在、約600万人が食糧不足に陥っており、国際社会は緊急に支援する必要がある」と報告。北朝鮮政府は最近、食糧不足のため、1人あたりの食糧配給量を減らしたという。

国連は今年、北朝鮮向けに7300万ドル分の食糧支援を呼び掛けたが、今のところ目標の34%しか達成していない。同事務局長は「冬の到来の前に国際社会は北朝鮮に対する支援を強化すべきだ。北朝鮮の子どもの栄養失調は深刻だ」と訴えた。

世界食料計画によると、北朝鮮の5歳以下の子どもの3分の1が慢性的な栄養失調に陥っており、このまま支援が受けられなければ、死亡の危険が高い急性栄養失調になる危険がある。また、一部の専門家は、北朝鮮は数カ月にわたり洪水被害に見舞われており、これも食糧不足に拍車をかける原因になっていると指摘している。(翻訳・編集/NN)

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