増える「結婚しない」中国の独身女性、自由な生活を謳歌―香港紙

Record China    2011年10月23日(日) 20時41分

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19日、香港紙サウスチャイナ・モーニングポストが「独身女性の幸せな生活」という題で、経済的に独立し、独身生活を謳歌する中国人女性の増加について取り上げた。写真は各業界で活躍する中国人女性。

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2011年10月19日、香港紙サウスチャイナ・モーニングポストが「独身女性の幸せな生活」という題で、経済的に独立し、独身生活を謳歌する中国人女性の増加について取り上げた。22日付環球時報の報道。

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3年前、雑誌編集者の朱(ジュウ)さん(32)は、仕事を辞めて米国に住む初恋の男性と結婚するよう家族から勧められたが、彼女は8年に渡る長過ぎた春にピリオドを打つことを選んだ。彼女は「全く後悔していない」といい、自分のキャリアを積んで海外出張にも行くようになった。

発展目覚ましい中国では、朱さんのように高学歴で開放的かつ明確な目標を持つ女性にとって、充実した仕事と家庭、友達こそが楽しい生活となっている。一定の年齢になると、「売れ残り」のレッテルを張られたり、「Single(独身)、Seventies(70年代生まれ)、Stuck(取り残された)」という3つのSを取って「3S」と呼ばれたりするようになるが、いまやこの「売れ残り」女性は一般的になり、独身女性に対する世間の目もおおらかになってきている。

大手スポーツ用品メーカーで営業の仕事をしている王(ワン)さん(30)は、「結婚は幸せの基準ではなく、愛情がなくても生活を楽しむことはできる」と語る。ダイビングやスキーも楽しみ、「私たちは安定した幸福な生活を他人に頼る必要はない。父母の時代とは全く違う」という王さん。専門家も「ホワイトカラーの職業が経済的独立を促し、選ばれた中国のエリート女性は解放されて充実した独身生活を送っている」とこの説を認める。

汪(ワン)さん(42)は時々同級生やその子供を羨ましく思う時があるが、「後悔はしていない。彼女達も私の自由な生活スタイルをうらやんでいるから」と明かす。美術品販売の専門職である汪さんは、余暇は自分の充実・向上のために使うという。

収入の高い女性は結婚をセーフティネットとはもはや見なさないだろう。大都市で上昇し続ける離婚率も、結婚=幸福という図式に疑いを持たせている。首都師範大学の黄琳(ホアン・リン)教授によれば、現代の中国人女性が結婚に求めるのは安心感ではなく、「精神的に互いを高め合うとか、苦楽を共にすることで更に高いレベルの生活を得るなど、その他の要素を非常に重視している」という。(翻訳・編集/中原)

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