アップルと比較して中国企業に不足するものは?―米誌

Record China    2011年10月23日(日) 12時18分

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19日、米誌フォーブスは「中国の新興企業は何を満たせばアップルのレベルに到達するか」と題した記事を掲載し、中国の新興企業の強味と弱味を分析した。写真は上海のアップルストア。

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2011年10月19日、米誌フォーブスは「中国の新興企業は何を満たせばアップルのレベルに到達するか」と題した記事を掲載し、中国の新興企業の強味と弱味を分析した。21日付で新華社が伝えた。

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中国企業の技術レベルが次の段階に達するために不足しているものには、「イノベーション思考を育成する教育体制」「失敗後に再挑戦する企業家のチャレンジ精神」「欧米諸国での豊富な経験を有する経営者層」「知的財産権に対するより一層の尊重」などがある。

一方、すでに中国が擁しているものは、「活発な地元企業の発掘」「創業の成功者」「新興企業に対し財政的援助を行う政府」「新しく質の高い特許申請の増加」「独特のニーズを持つ巨大なマーケット」などがある。

中国の現状について、スタンフォード大学のある教授は「中国の技術発展レベルは、イノベーションに接近している状態にある」と語り、シリコンバレーの水準にまでつながっているとしている。

また、北極光創業投資ファンドの創設者、●峰(デン・フォン、●は登におおざと)氏は「中国の新興企業が市場をリードする地位を獲得するために、これまでは上場するスピードと低価格が最も重要だった。しかし、市場の競争激化に伴い、高度な技術革新がより重要になるだろう」と語る。

中国企業のこれまでの成功例を見ると、欧米諸国の企業を模倣したパターンが多い。しかし、中国政府の2020年までにイノベーション型国家になるという目標や特許申請数の目標設定など、中国が今後技術革新などの分野で大きく飛躍する可能性は十分ある。

米国のベンチャーキャピタル「チャールス・リバー」の関係者は、「中国からもいずれアップルのような企業が生まれるだろう。ただし、今はまだその初期段階にある」と話している。(翻訳・編集/HA)

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