台湾・馬総統の側近「尖閣問題で中国と連携、ありえない」=早大で講演

Record China    2011年10月21日(金) 15時39分

拡大

19日、来日中の金溥聡・前国民党秘書長は東京・早稲田大学で講演し、尖閣諸島問題で中国側と連携しないことを改めて表明した。写真は20日、天津で会談した中国の対台湾窓口機関・海峡両岸関係協会の陳雲林会長と台湾側の海峡交流基金会の江丙坤理事長。

(1 / 4 枚)

2011年10月19日、来日中の台湾・馬英九(マー・インジウ)総統の側近、金溥聡(ジン・プーツォン)・前国民党秘書長(幹事長)は東京・早稲田大学で講演し、「馬総統は本物の“知日派”であるだけでなく、行動的な“親日派”だ」と語り、尖閣諸島問題で中国側と連携しないことを改めて表明した。20日付で中国の環球時報(電子版)が伝えた。

その他の写真

また、馬総統がこのほど言及した中国との平和協定締結交渉について、同秘書長は「タイムテーブル(時間表)は設けていない」と強調。「馬総統の任期内に統一に関する議題に触れることはありえない。(馬総統の)存命中に(統一問題の)進展もありえない」と述べた。

台湾紙・聯合報によると、同秘書長は学生約300人を前に講演。台湾と日本の関係強化をめぐり、「過去に二つの異なる考え方があった」と指摘。「一つは(終戦前から台湾で生まれ育った)本省人こそ親日的だという考え。もう一つは(終戦後に大陸から移住してきた)外省人の馬総統は日本とのかかわりがあまりなく、中国との関係改善に積極的だという考え。しかし、馬総統は積極的な“台湾外交”を進めることで、民進党政権や李登輝(り・とうき)元総統もできなかったことを成し得た」と述べた。

さらに、中国に対して同秘書長は「統一せず、独立せず、武力に訴えず」の“三不”政策を貫くと強調。尖閣諸島問題で「中国と連携することはありえない」と述べた。(翻訳・編集/AA)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携