中国東北部の鉄道橋りょう事業で大規模「手抜き工事」―調理師や出稼ぎ農民らが孫請け

Record China    2011年10月21日(金) 7時5分

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20日、中国東北エリアで建設中の総投資額23億元(約276億円)の事業で、手抜き工事が行われたことが発覚した。

2011年10月20日、中国東北エリアで建設中の総投資額23億元(約276億円)の事業で、手抜き工事が行われたことが発覚した。下請け会社が専門訓練を受けていない出稼ぎ労働者チームに孫請けさせたという。中国の複数のメディアが伝えた。

手抜き工事が行われたのは、中鉄九局集団が落札した吉林省の「靖宇−松江河」区間(全長74.1キロメートル)。出稼ぎ労働者で、調理師や道路工事の経験しかない農民が2010年7月に請け負い、別の農民数十人を組織して橋りょうの工事を行った。

コンクリートでつくるはずだった橋脚の基礎部分に、大量の瓦礫や砂利を混ぜ込み、安全面で大きなリスクを残した。現場の責任者は見てみぬふりだった。施工に携わった農民の1人は「将来開通しても、この路線には乗りたくない」と話している。

この鉄道建設は、施工者の瀋陽鉄路局が2009年6月に公開競争入札を実施。中鉄九局集団が落札し、分割した上で江西昌廈建設工程集団公司などに再発注した。さらに江西昌廈建設工程集団公司が出稼ぎ農民らに発注したという。(翻訳・編集/JX)

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