2011年10月14日、新華網によると、米ニューヨーク・タイムズ紙（電子版）は12日、中国の次の新たな革命は“健康”だと報じた。女子プロテニスの李娜（リー・ナー）選手や元NBAの姚明（ヤオ・ミン）選手を輩出し、北京五輪では金メダル獲得数でトップとなるなど、中国はスポーツ分野でも存在感を高めている。

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しかし、中国は経済的に豊かになるにつれ、中産階級を中心に一般の人々の健康面は逆行している。公園などの運動場に人の姿はないが、マクドナルドなどのファーストフード店は人であふれている。世界保健機関（WHO）によれば、中国の一部の都市では肥満率が20％近くにまで上昇している。

その一方で、変化も起きている。スポーツジムやスポーツクラブ、スポーツ用品店の数は増加を続けている。金融街に9年前にオープンしたジムは年会費2500元（約3万円）だが、数千人もの会員がいる。地域のコミュニティーのクラブ活動も盛んになりつつある。あるバドミントンクラブは現在500人を超えるメンバーがおり、会員のトーナメント試合もたびたび行っている。バドミントンクラブを主催している男性は、中国人の健康に対する意識は年々高まっていると話している。（翻訳・編集/岡田）