2011年10月18日、北京最大級の中古車取引市場、北京亜運村汽車交易市場によれば、2011年9月の同市の自動車販売台数は、新車が4万200台、中古車が4万5700台だったことが分かった。中古車が新車の販売台数を超えるのは3カ月連続となる。中国の各メディアが伝えた。

9月の動向について同市場の顔景暉副総経理は、「販売車両の58．33％には価格の変動がなかった。値引き幅が増えた車は8．33％、逆に値上がりした車が33．33％を占める状況だったが、販売台数は伸びている」と説明する。9月の中古車販売台数は、前月比7％増の4万5700台で、前年同期に比べ12％の増加だった。

また顔副総経理は「第3四半期（7−9月）は北京の自動車政策の効果が最も如実に現れた」と話す。新車販売のうち買替え需要は40−60％ほどで、第2四半期（4−6月）に比べ4割ほど増加したため、市場に出回る中古車の数も増加。さらに排ガス基準の引き上げで買替えを余儀なくされた人の多くが中古車を選ぶため、販売台数が増え続けていると分析する。

10月は小型バスの総数制限政策の影響で、新車販売台数が大きく減る見通しで、前年比と前月比どちらもマイナスになると予想されている。（翻訳・編集/JX）