中国独自の衛星ナビシステム「北斗星」衛星の打ち上げ順調

Record China    2007年2月4日(日) 1時16分

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中国が開発した衛星ナビシステム「北斗星」のための4番目の衛星打ち上げに成功した。5つの静止衛星と、30個の非静止衛星で構成されるこのシステムを独力で開発できる国は、ごく少数だといわれている。

2007年2月3日の深夜0時28分、四川省西昌(シーチャン)衛星発射センターで、4番目の北斗星衛星をキャリアロケット長征3号甲に載せて打ち上げ、予定した軌道に送り込むこと成功した。今回発射された衛星は、中国が独自の知的財産権を持つ衛星ナビシステムである「北斗星ナビゲーションシステム」の一部をなすもの。このシステムは5つの静止衛星と、30個の非静止衛星から構成される。

衛星ナビシステムとは、天文ナビシステムと無線ナビシステム双方を取り入れ、宇宙空間に設置される巨大なシステム。現在この衛星ナビシステムを独力で開発できる能力を持つ国は、ごく少数だといわれている。

2000年以来、中国は北斗星の試験を行うために3つの衛星を打ち上げ、試験システムを完成させた。この試験システムは現在、通信、測量、道路交通、鉄道運送、漁業、鉱山探査、森林火災防止など、さまざまな分野で多岐にわたり応用されている。

ある情報によると中国は2007年前半に、2つの北斗星衛星を発射する予定であり、今回発射されたのはそのうちのひとつと見られている。計画通りに進めば、北斗星は2008年頃から中国とその近隣諸国に衛星サービスを提供できる見込みだ。

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