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12日、10月に入って国際原油価格が値下がりしているが、中国国内のディーゼル燃料価格は当面調整されない見通しだ。
2011年10月12日、10月に入って国際原油価格が値下がりしているが、中国国内のディーゼル燃料価格は当面調整されない見通しだ。中国の各メディアが伝えた。
国際原油価格は欧米の債務問題などを発端に乱高下を繰り返しており、ニューヨーク商品取引所では4日、原油先物が1バレル75.67ドルと今年最低を更新。ロンドンでも1バレル99.79ドルを付け、今年2月以来初めて100ドルを下回った。
中国加油駅網の黄順敬編集長によれば、世界経済に対する懸念から原油の需要が減り、投資家が市場から手を引いているため、原油の値下がりが続いているという。
中国当局は、国際原油価格の平均価格変動が連続22営業日に渡って4%を越えた場合、国内の石油製品価格を調整するとしているが、7日までの変動率はわずか1%足らず。当局はすでに半年も価格調整を行っていないが、まだしばらくは調整の機会がない見通しだ。
一方、大口商品の電子取引を行う金銀島で製品油市場を専門とするアナリスト何傑英氏は、「これから気温が下がるにつれて、北方で寒冷地用ディーゼル燃料の需要が増えるため、0号軽油が一時品不足になる」と予想する。卸売価格も高い水準で推移しており、楽観視はできない状況だ。(翻訳・編集/JX)
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