「双頭の赤ちゃん」、生後150日で亡くなる―四川省遂寧市

Record China    2011年10月10日(月) 19時1分

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9日、四川省遂寧市で生まれた「双頭の赤ちゃん」が生後150日で亡くなっていたことが分かった。写真は5月、病院での集中治療。

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2011年10月9日、四川省遂寧市で生まれた「双頭の赤ちゃん」が生後150日で亡くなっていたことが分かった。中国新聞社が伝えた。

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5月5日に結合双生児として生まれた女の赤ちゃんが今月3日、生後わずか150日で亡くなった。入院していた解放軍第3軍医大学重慶新橋医院が明かした。赤ちゃんは、頭部は2つあるものの、体は1つというきわめてまれな例だった。出産時は体重4050グラム、身長51センチ。気管は2本、食道、胃、腎臓は2つあったが、心臓、胆のう、脾臓、骨盤、膀胱、生殖器は1つのみで、分離手術は難しいとされていた。

同医院小児科主任の趙聡敏(ジャオ・ツォンミン)教授によると、5月9日、危篤状態に陥った赤ちゃんが転院してきたが、すでに15種類の致命的な病気を抱えていた。こうした赤ちゃんの治療例は世界でも前例がなかったが、2つの専門チームを作り、試行錯誤で治療にあたった。だが、赤ちゃんが大きくなるにつれ心肺機能が追い付かなくなり、最後は人工呼吸で何とか命をつなぐ状態だったという。

赤ちゃんの治療にあたってきた医師の1人は「赤ちゃんの命が救えるなら、どんなことでもするつもりだった。病状が悪化して亡くなってしまったことは残念だが、赤ちゃんはこれで苦しみから解放されたのかもしれない」と話している。(翻訳・編集/NN)

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