2011年10月4日までに、中国の自動車情報サイト・蓋世汽車網は、修理工場や部品販売店など自動車のアフターサービス市場向けにメーカーの純正部品を提供する中国初の電子商取引サイト「17汽配網」を開設したと発表した。新華網が4日までに伝えた。

故障の頻度が高い部品や、消耗しやすい部品を主に扱う。決済分野では中国銀聯と提携し、輸送分野では運成物流などの大手物流会社と連携する。

中国の消費者が自動車部品を購入する際は、欧米などの先進国と同様に、メーカー系の販売代理店を主とするOES(オーダー・エントリー・システム)と、それ以外の独立したアフターマーケットの2つの市場を選択できる。だが消費者は「代理店は高く、独立した自動車部品売り場では偽物をつかませられる」という懸念を持っている。

専門家によると、中国の自動車保有台数は1億台を超えて世界第2位。年間平均2000万台のペースで増えるとすれば、5年後の保有台数は2億台に迫る。この1億〜2億台の車の持ち主がいかに適正な価格でメンテナンス部品を購入できるかが、政府・業界・消費者の共通の関心事となっている。（翻訳・編集/JX）