中国がこだわっているのは「覇権」であり、「海洋」ではない―インド紙

Record China    2011年9月29日(木) 23時49分

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25日、インド紙は「中国がこだわっているのは『覇権』であり、『海洋』ではない」と題した記事を掲載した。写真は02年3月、大連港に到着した旧ソ連製空母「ワリャーグ」。

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2011年9月25日、インドの英字紙ザ・タイムズ・オブ・インディアは「中国がこだわっているのは『覇権』であり、『海洋』ではない」と題した記事を掲載した。28日付で環球時報が伝えた。以下はその内容。

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インドの軍艦が7月に南シナ海に出現すると、中国政府は大いに驚いた。チベット、台湾、新疆ウイグル問題のほか、中国は南シナ海問題にもかなり敏感になっている。だが、今のところ、インドが関わると中国は有効な手立てが思いつかないらしい。そのため、その時も「中国の領海に入るな」と最も典型的な警告を発するしかなかったようだ。

ここ数年、ベトナムとフィリピンが南シナ海での活動を活発化させたことで、中国はさらに強硬な態度を取るようになった。さらに、インドがベトナムと南シナ海の天然ガス・石油の共同開発を行うことを知ると、中国メディアは凶暴さをむき出しにし、「両国関係を傷つける」「インドを東アジア問題に巻き込んだのは米国や日本の差し金」などと報じた。

こうした過度の反応は、同地域におけるインドの地位の向上をどうにかして抑えたいという中国の強い願望の表れである。中国がこれほどまでにインドと張り合うのは、エネルギーを勝ち取るためではなく、中国こそがアジアで唯一の大国だと知らしめるため。インドはせいぜい南アジアで影響力を発揮していればよいという考えなのである。(翻訳・編集/NN)

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