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過剰包装のまん延、年間4.8兆円の包装ごみが発生―中国

配信日時:2011年9月25日(日) 6時29分
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22日、中国では商品の過剰包装により発生する包装ごみが金額にして年間4000億元(約4兆8000億円)にまで膨れ上がり、深刻な問題となっている。写真は毎年過剰包装が指摘される月餅。
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2011年9月22日、中国では商品の過剰包装により発生する包装ごみが金額にして年間4000億元(約4兆8000億円)にまで膨れ上がり、深刻な問題となっている。中国青年報が伝えた。

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過剰包装による影響は、まず資源の無駄遣いと出された大量のごみによる環境汚染が挙げられる。Yシャツの包装1つをとってみても、年間約168万本もの大木が切り倒されている。それでも、そのほか多種多様な商品の包装に使われる資源のほんの一握りにすぎない。

さらに、食品の包装に使われる材料による健康被害も心配されている。秋の贈り物として欠かせない月餅は、再利用プラスチッックに金粉、銀粉を混ぜ込んだきらびやかな包装を施されていることが多いが、その再利用プラスチックの原料は非常に多様だ。医療機関から出たごみや農薬などの有害物質用に使われていた容器などの人体に悪影響を与えかねないものが混ざっていないとも言い切れない。

また、包装資材費回収のための商品価格の上昇、豪華な包装で品質の悪い商品を高く売り付けるなどのだまし行為も1つの弊害として挙げられるだろう。

これを受け、政府関連部門は食品と化粧品の包装に関し、3層以下の包装にとどめること、包装コストを商品コストの20%以内にとどめることなどを規定したが、他の商品に対する規定はまだ出されておらず、対策は完全とはいえない。

また一方で、消費者のぜいたく嗜好(しこう)が過剰包装に拍車を掛けているとの指摘もある。販売側だけではなく、消費者側もぜいたくを改め、節約を心掛けるようにならない限り、この問題の完全な解決には至らないのかもしれない。(翻訳・編集/AN)

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