<速報>漫才コンビ「トミーズ」謝罪 中国での尻出しは法律違反―海南省三亜市

Record China    2007年2月1日(木) 19時25分

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日本の漫才コンビ「トミーズ」が、海南省の観光地で体の一部を露出した件で警察に通報され、謝罪していたことが分かった。いずれこの番組が放映されるのかどうかについてはまだ不明だ。

2007年1月29日の正午ごろ、海南省三亜市の南山文化旅遊区で、大阪・朝日放送(ABC)の番組製作チームがロケを行った。この番組には漫才コンビ「トミーズ」の2人が出演していたが、彼らが撮影中に尻を露出したということで、騒ぎが持ち上がっていたことが、このほど海南特区報の報道により明らかになった。

番組製作チームは1月27日、大阪から広州経由で三亜市を訪れ、4日間の予定で撮影を開始した。ロケ地となった南山文化旅遊区は三亜市近郊の観光地として知られ、寺院や観音像がある仏教の聖地としても名高い。そんな場所で尻を露出したトミーズの2人に対し、怒った寺の住職が通訳を通じて抗議を行った。それに対する番組製作チームの答えは、現在撮影しているのはエンターテイメント番組で、面白さを求めた結果このようなことになった、今後気をつける、というものだった。

しかしわずか30分後、トミーズは警告にもかかわらずさらに2度尻を出し、そのうち1回は温泉で行われたという。今度はより観光客が多い場所だったため、不快な思いをした周囲の人々が憤まんをあらわにした。怒りを爆発させた寺の住職は地元警察に通報。これを受けた三亜市の外事弁公室、観光局と公安局などの部門がすぐに調査チームを結成、調査を行った。この日は撮影済みのテープを公安局に持ち帰り取り調べ、また翌30日、特別調査チームは番組制作スタッフらに対し、15分間にわたる厳重な警告を行った。さらに番組製作チームは、中国の法律に反し中国人の習慣を尊重しなかった行為に対し謝罪させられた。通訳兼ガイドを努めていた中国人の王康浪(ワンカンラン)さんも、同様の処分を受けた。

中国では、公的な場所で体の一部分を故意に露出することは治安維持法の違反となる。謝罪を受けた特別調査チームは、朝日放送の番組製作チームが日本に帰ることをようやく許可したという。

警察が持ち帰った撮影済みのテープは返却されたのか、そしてこの番組が実際放映されるのか。レコードチャイナは大阪の朝日放送に電話取材を試みたが、「担当者が不在のため、詳細はまだ分からない」とのことだった。

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