<中華経済>米ジョンソンコントロールズ現法、環境問題で上海から浙江省に移転か

Record China    2011年9月22日(木) 7時44分

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21日、米ジョンソンコントロールズ社が出資する自動車用バッテリー製造大手の上海江森自控国際蓄電池有限公司が、生産拠点を浙江省長興県に移転する可能性が出ていることが分かった。

2011年9月21日、米ジョンソンコントロールズ社が出資する自動車用バッテリー製造大手の上海江森自控国際蓄電池有限公司が、生産拠点を浙江省長興県に移転する可能性が出ていることが分かった。従業員の整理解雇も行われる見通しだ。中国の各メディアが伝えた。

上海市浦東新区環境保護部門は15日までに、周辺住民の血中鉛濃度が基準値を超えていると発表。原因は鉛酸バッテリーを製造する同社の排気や排水とみられ、当局から1週間の生産停止命令を受けていた。

従業員らによれば、操業停止は10月5日まで延期になり、現在は在庫の出荷作業だけを続けているという。実際はいつ再開できるかわからない状況で、再開の見込みは薄いとの声も出ている。

業界の関係者は、同社の主要顧客が大手自動車メーカーであることから、サプライヤーとしての関係を続けるためにも移転する可能性が高いと見ている。同社には現在500人ほどの従業員がいるが、移転となれば大半を解雇することになると予想する。

移転先と見られる長興経済開発区は、中国最大規模の鉛酸バッテリーの生産拠点だ。同社の長興工場も2010年6月に完成したばかりで、年間400万個を生産している。(翻訳・編集/JX)

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