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6日、台湾・中央通訊社はニューヨークタイムズ紙のコラムニスト、トーマス・フリードマン氏と外交政策学者のマイケル・マンデルバウム氏の共著「我々はかつてそうだった」を紹介した。現在の米国の問題は中国にあるのではなく、米国そのものにあるという。写真は北京と天津を結ぶ京津高速鉄道。
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2011年9月6日付の台湾・中央通訊社は、米紙・ニューヨークタイムズのコラムニストでありベストセラー作家のトーマス・フリードマン氏と外交政策学者のマイケル・マンデルバウム氏の共著「我々はかつてそうだった(That Used To Be Us)―米国は如何にして世界に後れをとり、そして如何にしてトップに返り咲くか」を取り上げ、現在の米国が抱える問題は中国ではなく、米国そのもの存在するという同書の内容を紹介した。
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フリードマン氏は昨年に天津世界経済フォーラムに参加した経験を述べ、北京から天津まで高速鉄道でわずか29分で到着したことや、会場となった梅江会展中心がわずか8カ月で竣工したことに驚き、かつ帰国後、ワシントンの地下鉄構内にあるエスカレーターが修理に6カ月もかかったという事実を知る。同氏は、現在の米国が抱える問題は、米国民が「中国が先を行き、米国が後れをとるのも仕方ない」という論調に慣れてしまっていることだと指摘する。
同書では、中国は米国の問題を映し出す鏡のようなものであり、問題は米国が自信を失ったことにあると綴られている。現在の米国内は財政赤字、教育の遅れ、政府の失態やエネルギー問題などが論争を起こしているが、国民や社会、政府が一丸となって価値を見極め、米国の過去の成功方程式に戻ることにより、未来は落胆することはあっても悲観する必要はないとまとめている。(翻訳・編集/中原)
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