見え隠れする政争の影=中国紙が朱鎔基前首相の談話掲載、北京市では販売されず―中国

Record China    2011年9月10日(土) 9時8分

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8日付南方週末時局面には朱鎔基前首相の就任講話、離任講話が掲載されたが、北京市で販売されたものからは時局面が抜き取られていた。写真は南京市のマガジンスタンド。

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2011年9月8日付南方週末時局面には朱鎔基(ジュー・ロンチー)前首相の就任講話、離任講話が掲載されたが、北京市で販売されたものからは時局面が抜き取られていた。米華字ニュースサイト・多維ニュースが伝えた。

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就任講話には「もし本政権が『お人よし』になったら、われわれは人民に申し訳が立たない」、離任講話には「もし人民の苦しみを理解しようとしないのならば、何が首相だろうか」とのタイトルがつけられている。胡温体制(胡錦濤温家宝)体制を批判する記事と受け取った人も少なくない。

この「深読み」を裏付けるような事態が北京で起きた。同市で販売されている南方週末からは時局面が抜き取られていた。南方週末は公式マイクロブログで、「内容に問題があったのではなく印刷の遅れから間に合わなかっただけ。北京市の読者は購入したマガジンスタンドに行けば時局面を追加でもらえる」と説明している。

もっともネットには「午前3時に呼び出されて、時局面の抜き取り作業をさせられた」と嘆く書き込みも登場しており、今回の事態の影には政争がからんでいると考える人が多いようだ。(翻訳・編集/KT)

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