<中華経済>中国自動車流通業で最大の合併、香港上場正通が拡大路線

Record China    2011年9月9日(金) 21時7分

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9日、自動車販売会社で香港上場の正通汽車服務控股有限公司(正通)が8月30日までに、深セン中汽南方投資集団有限公司(中汽南方)の全株式を55億元で買収したことが分かった。

2011年9月9日、自動車販売会社で香港上場の正通汽車服務控股有限公司(正通)が8月30日までに、深セン中汽南方投資集団有限公司(中汽南方)の全株式を55億元で買収したことが分かった。自動車流通業界で過去最大規模の買収とみられる。中国の各メディアが伝えた。

正通は現在、北京市や上海市など全国14都市に27店舗を展開しており、アウディ、BMW、東風日産など十数もの中高級ブランドを扱う。2011年上半期(1−6月)の売り上げは前年同期比53%増の31億元で、国内第20位の規模を持つ。2010年12月には、香港証券取引所に上場している。

一方の中汽南方は、北京市、天津市、広東省深セン市など6都市に31店舗を持ち、ジャガー、ランドローバー、ボルボなどの高級輸入車のほか一汽マツダ、一汽大衆、トヨタなど合計11ブランドを販売する。10年の売り上げは161億8200万元で国内第9位だった。

買収手続きが完了すれば、正通の販売店数は、今年の目標だった60店舗をほぼ満たす58店舗となる。今後は12年末までに100店舗まで拡大する計画で、高級ブランドの取り扱い数を50%超に引き上げる考えだ。

今回の買収について正通の関係者は「高級車の販売で確固たる地位を築くことが当面の目標だ。中汽南方は高級ブランド車の扱いが多く、今後の発展に期待が持てる」とコメントしている。

正通は今年4月以降すでに3社の販売会社を買収し、急速な成長を遂げている。4月に江西省南昌市の拉薩弘進汽貿有限公司、6月に青島市のAcmeJoyを買収したほか、8月には包頭恒泰と買収に向けた協議を結び、合計5億3400万元を投じている。(翻訳・編集/JX)

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