「貧乏自慢」「自給生活」、ネット上で注目=豊かさアピールより格好いい?―中国

Record China    2011年9月8日(木) 9時50分

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6日、中国では豊かさをひけらかすのが格好良いとされていたが、今度はまったく正反対に、「貧乏」をひけらかす人たちがネット上に現れ、注目されている。写真は今月12日の中秋の名月に向けて中国で話題を集めている手作り月餅体験サービス。

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2011年9月6日、米華字メディア・多維新聞 (DW NEWS)によれば、中国ではしばらく前まで豪邸や外車、高級ブランド品をひけらかすのが格好良いとされていたが、今度はそれとはまったく反対に、「貧乏」をひけらかす人たちがネット上に現れ、注目されるようになっている。

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ある人は、友人たちがiPod(米アップル社の携帯型デジタル音楽プレーヤー)の新機種が出る度に買い替えるのを横目に、「私のはたった59元(約700円)の国産MP3プレーヤー、イケてるでしょ?」とミニブログに書き込む。別の人は、古ぼけたホーロー製の洗面器の写真をアップし「これはどんなにお金があっても買えない」と自慢する。他にもブラウン管モニターの古いPCや、カセットのウォークマン等々、使い古しの物や安い物を自慢する書き込みが行われ、多くの人が「貧乏生活」を楽しんでいる。

21歳のある若い女性は、「貧乏」だけでなく、「自給」や「自炊」も注目を集めていると話す。自分で作れる物は自分で作る。この女性はプリンやヨーグルトなど、自宅でも作れそうな物は大抵自分で作っており、それが楽しいという。もやしやジャガイモなど野菜を育てたり、豆腐を作ったりする知り合いもいると話している。

1980年代以降に生まれた飽食の世代にとっては、見栄を張って生きるよりも、あるがまま、自然な生活を求める気持ちがあるのかもしれない。(翻訳・編集/岡田)

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