2011年9月3日、AP通信が発表した最新の調査結果で、10年前の同時多発テロ発生からこれまでに有罪判決を受けたテロリストのうち、半数以上はトルコ人と中国人であることが分かった。米華字ニュースサイト・多維新聞が伝えた。

【その他の写真】

それによると、同時多発テロのあった2001年9月11日からの10年間で逮捕されたテロ容疑者は11万9004人、うち有罪判決を受けた人は3万5117人に上った。国別で最も多かったのはトルコで1万2897人。2位の中国も7000人を超えていた。両国とも「反テロ法」を口実に反政府活動家を逮捕していると報告された。

また、中国ではウイグル族による平和的デモは当局にテロ行為だと認識されやすく、「3つの勢力」（テロリズム、国家分裂主義者、宗教原理主義者）の取り締まりで逮捕されたウイグル族が最多を占めたと指摘された。

調査は100カ国以上が対象となったが、一部の国は「国家機密であること」を理由に回答に応じなかったことから、実際の数字はこれよりさらに多いとみられている。（翻訳・編集/NN）