着実な改善続く日中関係=民族主義の台頭に理性的に対応する国民―中国メディア

Record China    2011年9月5日(月) 5時38分

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2日、中国評論新聞網は、社説「驚くほどの波乱はなし=日中関係改善は進み続けている」を掲載した。日中関係はゆっくりとした改善が続いていると分析している。写真は東日本大震災の被災地。

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2011年9月2日、中国評論新聞網は、社説「驚くほどの波乱はなし=日中関係改善は進み続けている」を掲載した。

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昨年の尖閣沖中国漁船衝突事故と比べれば、東日本大震災以来の半年間、日中関係は安定していると言えるだろう。この間の大きなトピックといえば、5月の温家宝(ウェン・ジアバオ)首相訪日、黒竜江省ハルビン市方正県の日本満州開拓団記念碑騒ぎ、日本の終戦記念日関連のニュース、日中関係世論調査の4点だ。

上記ニュースから日中関係の「変化したもの」と「変化しないもの」を読み取ることができる。尖閣沖中国漁船衝突事故以後の日中関係のゆっくりとした改善は変わらないトレンドだ。また両国国民が日中関係を重視していること、一方で尖閣、開拓団記念碑、靖国など民族主義を刺激するようなトピックが火種となりうる構造も変わらない。最後に日本の衰退と中国の台頭という実力の構図も変化がない。

一方、変化したものは、民族主義的感情がひろがる一方で、それを踏まえつつも前向きな方向に発展させようという民意が存在することだ。中国では日本の震災を喜ぶようなネット掲示板の書き込みに対し、批判する声が上がった。日本でも「A級戦犯は戦争犯罪者ではない」との野田新首相の発言に否定的な論調が強い。(翻訳・編集/KT)

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