中国の基礎工事は大丈夫か?多発する事故に不安の声―英紙

Record China    2011年9月4日(日) 5時34分

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8月29日、英紙は中国で多発している高速鉄道事故や石油施設の火災を例に挙げ、手抜き工事が現在も行われていると指摘した。写真は2月、貴州省の国道で発生した陥没事故。

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2011年8月29日、英紙デイリー・テレグラフは中国で多発している高速鉄道事故や石油施設の火災を例に挙げ、四川大地震の際に大きな問題となったおから工事(手抜き工事)が現在も続いていると指摘した。9月2日付で環球時報が伝えた。

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中国の港湾都市・大連にある中国石油天然ガス集団の子会社・大連石化の石油関連施設で8月29日、火災事故が発生した。驚くべきことは、同市での石油関連施設の火災は過去1年間で4度目となることだ。政府系メディアは国民の注目を避けるため、過去3回の火災事故については触れず、今回の火災だけを報道した。

7月に発生した高速鉄道脱線事故でも多くの人が鉄道部の“安全”に対し疑問を投げかけた。また8月には、台風の接近により防波堤が決壊し、近くの化学工場から有毒物質が漏れ出す可能性が高まり、市民が避難を余儀なくされた大連市では化学工場移転を求める大規模なデモが発生するなど、市民の不安や不満はこれまでになく高まっている。

中国では過去に一体どれだけのおから工事が行われてきたのだろうか?もしかしたら、多くのインフラ施設や建築物がすでに“倒壊”の瀬戸際に直面しているのかもしれない。

記者が住んでいるのは信頼できる不動産開発会社が7年前に建設したばかりの北京のマンションで、外観は素晴らしいが、すでにいろいろな部分で問題が発生し始めている。敷地内の石畳を敷いた通路は陥没が目立ち、レンガが外れている箇所も多い。室内では浴室の部品がさびてきており、排水管から水漏れも起きている。

マンションはまだ良いとしても、鉄道や橋、4万カ所も存在するダム、ひいては原子力発電所はどうなのだろう?こうしたインフラ施設が高レベル・高品質で建設されていることを祈るしかない。(翻訳・編集/HA)

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