2011年8月28日までに、中国に上場する自動車・自動車部品企業78社が2011年6月中間期決算を発表した。純利益の合計は147億元となって、前年同期比8％の増加にとどまった。高成長を続けた過去2年と比べると、業績成長の鈍化が鮮明だった。29日付中国証券報が伝えた。

金融引き締め策やインフレの高進、自動車購入支援策の終了、原油高、北京の住宅購入制限策といった悪材料が重なり、乗用車販売が大きく減速した。販売価格が下落する一方で、コストが増加したことも収益を圧迫した。特に中国独立系の自動車メーカーは市場低迷の影響が大きく、米著名投資家が出資する比亜迪（BYD）は88．63％の大幅減益となった。

2009年は国内上場自動車メーカー21社の利益総額が149億6000万元となって、前年の5．6倍に拡大していた。（翻訳・編集/JX）