中国の「ジャスミン」はしおれた…当局が「失敗」と判断、拘束者を次々と釈放―香港紙

Record China    2011年8月25日(木) 15時11分

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24日、香港紙は「中国版ジャスミン革命」の最初の呼び掛けから半年を迎え、「革命は失敗」と判断した中国当局が拘束した活動家らを釈放する動きを見せていると報じた。写真は2月、「両会」開催を控え、北京の天安門広場周辺を巡回する警察官ら。

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2011年8月24日、香港紙・明報は、「中国版ジャスミン革命」の最初の呼び掛けから半年を迎え、「革命は失敗」と判断した中国当局が拘束した活動家らを釈放する動きを見せていると報じた。米華字サイト・多維新聞が伝えた。

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「中国版ジャスミン革命」と銘打たれた反政府抗議集会が最初に計画されたのは2月20日。その日、多くの人権活動家や作家、弁護士などが当局に拘束された。広東省広州市で「革命」への参加を呼び掛けた弁護士、劉士輝(リウ・シーフイ)氏もそのうちの1人。「国家政権転覆罪」で身柄を拘束された後、約4カ月後の6月21日に保釈された。

同じ頃、「経済犯罪」で拘束されていた著名な現代美術家、艾未未(アイ・ウェイウェイ)氏も保釈されたことで、「風向きが変わった」と判断した地方当局も相次いでこれに倣った。8月2日、四川当局が作家の冉雲飛(ラン・ユンフェイ)氏を、広州当局が弁護士の唐荊陵(タン・ジンリン)氏をそれぞれ釈放した。

記事は、こうした動きは10月1日の国慶節(建国記念日)以降に加速するとの見方を示している。当局が当時大量に拘束した活動家らを釈放するようになったのは、7月1日の中国共産党創立90周年記念行事が無事に終わったことが1つのきっかけ。そのため、このまま何事もなければ、さらに多くの拘束者が釈放される可能性が高い、と記事は指摘している。(翻訳・編集/NN)

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