ロシア訪問中の金総書記、最大の関心事は「カダフィ政権の崩壊」―米華字紙

Record China    2011年8月23日(火) 18時10分

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22日、リビアの首都トリポリが反体制派によってほぼ制圧され、カダフィ政権が崩壊までカウントダウンを始めた。この局面に最も関心を寄せているのは、ロシア訪問中の北朝鮮・金正日総書記だと米華字紙が報じた。写真は3月、首都トリポリの自宅で演説を行うカダフィ大佐。

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2011年8月22日、リビアの首都トリポリが反体制派によってほぼ制圧され、長く独裁を保ってきたカダフィ政権が崩壊までカウントダウンを始めた。この局面に最も関心を寄せているのは、ロシア訪問中の北朝鮮・金正日(キム・ジョンイル)総書記だろう。米華字サイト・多維新聞が伝えた。

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「金王朝」の末永い繁栄を願う金総書記が今、最も関心を寄せているのはカダフィ政権の崩壊が北朝鮮に与える影響だ。韓国・延世大学国際研究学部の李鐘敏(イ・ジョンミン)主任は「金総書記は中東式の革命が北朝鮮にまで波及することを恐れている。ロシア首脳には、三男の正恩(ジョンウン)氏が十分に国をまとめる力をつけていると慌てて説明したに違いない」と指摘する。

李主任によれば、金総書記のロシア訪問の目的は天然ガスや電力を得ることだけでなく、「息子への権力移譲」。三男・正恩氏の後継者としての能力に対する疑問が噴出する中、ロシア側から世襲への支持を取りつけることで、正恩氏の地位を固めたい考えだという。(翻訳・編集/NN)

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