2011年8月18日、中国の最高学府、北京大学の留学生宿舎が「豪華すぎる」と指摘されている。中国人学生は相変わらずのおんぼろ宿舎で我慢しているのに…と不満の声も上がっている。新京報が伝えた。

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米国人留学生が中国の大手ソーシャル・ネットワーキング・サービス（SNS）「人人網」に書き込んだ。それによると、夏休み中、北京大学が留学生宿舎を大幅改装し、プール、ボーリング、カラオケ、ジム、ビリヤードなどが完備された。だが、中国人学生の宿舎は相変わらずおんぼろのまま。マットのない固いベッドにエアコンもついていない。この米国人留学生は「どうか中国人学生の住環境も整えてあげてほしい」と訴えている。

記事によると、ある日本人女子留学生の部屋はまるでホテル並みの豪華さ。2人部屋でふかふかのベッドにテレビ、タンス、冷蔵庫なども備え付けられている。各階にある共同キッチンには電子レンジも。これで1人あたり1日45元（約530円）というから、まさに至れり尽くせりといった感じだ。

これと比べ、中国人学生の宿舎は全く対照的。こちらは建物に入った瞬間から、ほんのり酸っぱいすえた臭いがプンプン。部屋は2段ベッドが4台置かれた8人部屋で、家具らしいものは見当たらない。かろうじて扇風機が1台置いてあるのみだ。服などを置く場所もないため、ベッド下の空間に押し込めるしかない。

これに対し、北京大学側は「中国人学生の住環境も徐々に改善している。だが、今すぐに留学生並みにするのは難しい」としている。（翻訳・編集/NN）