始まった鉄道部「整理」=情勢を変えた温家宝首相の現地視察ショー―台湾紙

Record China    2011年8月18日(木) 12時5分

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16日、台湾紙・中国時報は、温家宝首相による中国鉄道部「整理」について取り上げた。温家宝首相指揮の下、鉄道部にメスが入れられようとしている。写真は失言で「解任」された王勇平鉄道部報道官。

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2011年8月16日、台湾紙・中国時報は、温家宝(ウェン・ジアバオ)首相による中国鉄道部「整理」について取り上げた。

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7月24日、追突事故の翌日に中国共産党の最高意思決定機関・政治局常務委員会が開催された。温首相は鉄道部の大改組を主張したが、多数の支持は得られず、胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席も態度を明らかにしなかった。強力な力を持つ鉄道部を整理、改組することは難しく、今年2月に劉志軍(リウ・ジージュン)部長が解任された後も、「後任者は何もできない」と関係者は高をくくっていたという。

この流れが変わったのは温首相の現場視察。事故から6日後に現地を視察した温首相は「病床に伏していたので遅れました」とわび、遺族や記者の声に黙々と耳を傾け、無力感を演出してみせた。現場の対応の失敗と鉄道部のやりたい放題を明るみに出した後、北京に戻り、もう一度、政治局常務委員を説得したという。胡錦濤主席も温家宝支持を打ち出し、鉄道部の大改組にゴーサインが下りた。

その後も高速鉄道車両のリコール、最高速度の減速、鉄道部関係者が排除された安全大検査調査グループ発足など、次々と事態は進展している。(翻訳・編集/KT)

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