初の「性の教科書」、赤裸々過ぎると論議に―北京市

Record China    2011年8月19日(金) 8時34分

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17日、中国の北京市で初の小学生向け性教育教材(試験案)が発表された。しかし、その中の「わたしはどこから来たの?」というくだりが、「あまりに赤裸々過ぎる」としてインターネット上で論議を呼んでいる。写真は中国の小学校で行われている性教育の授業風景。

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2011年8月17日、中国の北京市で初の小学生向け性教育教材(試験案)が発表された。京華時報の報道。

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教科書は、小学校低・中・高学年と段階別に設けられ、「わたしのからだ」「エイズ予防」などさまざまな内容が盛り込まれている。しかし、その中の「わたしはどこから来たの?」というくだりが、「あまりに赤裸々過ぎる」としてインターネット上で論議を呼んでいる。

まず、文章表現が非常にダイレクト。「人類が子孫を残すには、男女両性による共同作業が必要だ。暴れん坊の精子がいち早く卵子に辿りつけるように…(原文ママ)」と、子作りの過程を包み隠すことなく紹介している。添えられている挿画は、まるで日本の古典的な少女漫画を模したかなり稚拙なもの。いかにも教科書っぽい“お堅い”絵柄ではないだけに、微妙に気まずい感じがある。

教科書の編纂を担当した呂衛紅(リュー・ウェイホン)さんは、「子供に早い段階から適切な情報を与えなければ、彼らはインターネットやポルノ書籍にその情報源を求めてしまい、間違った方向に導いてしまうことになる。図解形式としたのは、子供たちの疑問により明確なイメージで応えるため。幼稚園で性教育を開始する国もある中、中国でも性を社会文明の一部として子供に教えなければならない」としている。(翻訳・編集/愛玉)

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