鍋料理店の廃棄スープは指定業者が回収、それは“再利用”防止のため―四川省成都市

Record China    2011年8月19日(金) 7時30分

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12日、酷暑に見舞われる中国・四川省の成都市では、夏こそが“火鍋”のシーズン。このほど市当局は市内の火鍋料理店に対し、食べ終えた後のスープを指定の業者に引き取るよう通達を出した。写真はスープを処理する業者。

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2011年8月12日、酷暑に見舞われる中国・四川省の成都市では、夏こそが“火鍋”のシーズン。唐辛子などの香辛料をオイルたっぷりのスープでふんだんに煮込んだしゃぶしゃぶは、食べるほどに汗が噴き出してくるが、これで汗をたっぷりかいて涼をとろうというものらしい。チャイナフォトプレスの報道。

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食べ終えた後のスープはもちろん激辛のため飲み干すわけにはいかず、捨てることになるのだが多量のラー油が含まれるため、これがなかなかの“くせもの”。成都市内には無数の火鍋料理店があるが、このほど市当局はこれら300店舗の火鍋料理店に対し、廃棄処分となったスープを指定の業者に引き取るよう通達を出した。

指定業者はスープの回収量、処理量などを台帳に記録しなければならない。それらは追跡システムによって、いつでも確認できるようになっている。その理由は何か?業者が回収したスープからすくわれた油が“再利用”され、再び食卓に上ることを防ぐためなのだ。中国では昨今、下水道に溜まった廃油や残飯などをろ過した“リサイクル食用油”が社会問題になった。成都市全市の火鍋料理店からは1日700トンもの“廃油”が出るとも言われる。これらは指定の業者でバイオディーゼルや脂肪酸に加工され、正しく再利用されるという。(翻訳・編集/愛玉)

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